このタイトルを見て、どういうこと?と思われた方。
まずは外壁洗浄の目的を知ることで、より深く理解しやすくなると思います。
外壁洗浄の目的
外壁洗浄の目的は様々ですが、大きな目的のひとつが、「外壁塗装するまでの期間を延ばす」ことです。
結局、外壁塗装しなくちゃいけないの?
外壁塗装は外壁の「劣化」が進行すれば必要になるメンテナンスです。
しかし、外壁洗浄をすることで、劣化の進行を遅らせることが可能です。
外壁の「劣化」と「汚れ」、これは大きく異なります。汚れを放置した結果、劣化を招いてしまうのです。
そして、「汚れ」は外壁洗浄で十分にキレイにすることができるのです!
※外壁の種類によっては、外壁洗浄で汚れを完全に落としきれない場合があります。
外壁の「汚れ」とは?
では、外壁の「汚れ」とは一体何なのか?
外壁に付着した、カビやコケ、雨垂れ等です。
これらのカビやコケ、雨垂れで汚れているだけの外壁であれば、外壁洗浄をすることでキレイにすることができます。
「カビ汚れ」の例に用いた画像の、外壁全体の画像がこちらです。↓
こちらは、築8年で外壁が全面的に黒カビにより汚れてしまった様子です。
ここまで汚れが広がっていると、従来なら「塗装が必要だろう。」と考えてしまうかもしれませんが、令和の常識は異なります。
これだけ汚れてしまった外壁も、劣化の進行前であるため外壁洗浄でキレイにすることが可能なのです!
気になるのが外壁洗浄でどれだけの効果があるのか、ですよね。
洗浄後の画像がこちらです。↓
もちろん画像は色味補正や修正等を一切しておりません。
どうでしょう、洗浄のみで新築時のようにキレイになりました。
これが塗装の約1/10の費用で実現するので、選択肢に入れずにはいられませんよね。
10年に一度の塗装は必要ない?
上記は築8年の住宅の洗浄事例でしたが、外壁洗浄専門店クレインで外壁洗浄を依頼される方の住宅の平均築年数は約10年です。
ほとんどの方が、築10年程度で外壁メンテナンスについて考え始めるということです。
古くから変わらない常識
「10年に一度は塗装をしましょう。」
という固定観念が、外壁洗浄により覆ります。
令和の新常識は、
築10年経ったら、まずは「外壁洗浄」をしましょう。
です。
【生涯メンテナンス費用を削減する方法】外壁洗浄+外壁塗装
前置きが長くなりましたが、ここで本題の「【生涯メンテナンス費用を削減する方法】外壁洗浄+外壁塗装」についてです。
下記は、塗装と洗浄を組み合わせた場合と塗装のみを選択した場合の生涯メンテナンス費用の合計額の違いをシミュレーションしたものです。
※外壁洗浄自体、まだまだ認知され始めたばかりの業界であり発展途上段階です。下記はあくまでもシミュレーションであり、実際の統計に基づくものではありません。そのため、実際の費用とは大きく異なる可能性があります。
【仮定】
・外壁全面をメンテンナンスする場合、塗装費用を115万円、洗浄費用を17万円とする。
・築10年ごとにメンテナンスをする。
・築50年目が最終メンテナンス時期とする。
塗装と洗浄を組み合わせた場合:
築10年経ったら、まずは「外壁洗浄」を行います。
そして、その10年後に「外壁塗装」を行い、その10年後に「外壁洗浄」を行う、というように10年ごとに洗浄と塗装を交互に築50年を経過するまで行う。
塗装のみを選択した場合:
築10年で「外壁塗装」を行い、その10年後にまた塗装、その10年後も塗装、と外壁塗装のみを築50年を経過するまで行う。
この2パターンの生涯メンテナンス費用の差はどうなるでしょう。
結果は下記の通り、塗装と洗浄を組み合わせた場合の方が、塗装のみでメンテナンスを行った場合より約2倍ほど生涯メンテナンス費用が抑えられることがわかります。
【シミュレーション結果】
・塗装と洗浄を組み合わせた場合:
生涯メンテナンス費用の合計は281万円
・塗装のみを選択した場合:
生涯メンテナンス費用の合計575万円
生涯メンテナンス費用のシミュレーションについては、今後長い時間をかけて実績を積み算出することが課題となりますが、建材の進化も相まって、外壁洗浄と外壁塗装を組み合わせることは生涯メンテナンス費用を大きく削減できる可能性を秘めていると考えられます。
外壁洗浄のデメリットについてはこちらー【外壁洗浄のデメリットは!?】